【大学受験2015】東進、夏休み終了時の学力の具体的な目安とは?

「東進タイムズ」7月1日号が特集を展開している。
難関大現役合格の条件は2点、8月末までに
「センター得点率80%」
「入試全範囲修了」
であるとのこと。

難関大現役合格者8月センター得点率80%のレベルにある

これは、難関国公立大現役合格者と早慶現役合格者の、8月の段階の「センター試験本番レベル模試」の平均得点率であ る。これによると、難関国公立大合格者の平均得点率は3教科で79.0%、5(または6)教科で72.8%、早慶は3教科で72.0%であった。

難関大合格者は、夏の時点でセンター試験3教科はすでに約80%の得点率をたたき出していたのである。

資料1

難関大現役合格の必須条件8月末までに入試全範囲修了している

難関大現役合格の条件について。高3の8月末時点での入試全範囲の学習修了率に着目し、修了率によって4グルー プにわけ、半年後の受験本番の結果を検証した。その結果、8月末時点の修了率が50%未満のグループは合格率61.5%だが、修了率100%の グループは合格率86.7%まで高まった。

また、内訳を見ると、修了率50%未満のグループのうち、難関国公立大・上位国公立大・早慶上智の占める比率は13.7%だが、修了率100%の グループにおける比率は22.2%であり、修了率50%未満のグループの比率に対し、1.6倍となった。修了率が高くなるほど、合格率は高まり、また難関 大合格の比率も高くなる。つまり、8月末までに入試全範囲の学習を修了させることが、難関大現役合格の必須条件と言えよう。

多くの人は、8割できれば「だいたい終わった」「もうゴールが見えてきた」と思いがちだが、特に難関大志望者は、いち早く入試全範囲を修了させる ことを第一目標に学習を進めたい。目標から逆算すると、夏休み前の今、やるべきことも自ずとはっきりしてくるはずだ。