【2015志願者数】近畿大がトップ! なぜ明治、早稲田は負けた?
今年の一般入試の志願者数ランキングには大異変が起きた。志願者数ランキングで初めて、関西にある近畿大が、4年連続トップだった明治大を抜いて1位になったのだ。トップの近畿大は10万5890人、2位の明治大は10万5512人で、その差はわずか378人の僅差だった。それだけではない、2位明治大と明治大に抜かれるまで11年連続トップだった3位早稲田大の差もわずか88人で、トップから3位まで466人の大接戦だった。
近畿大は2012年に8位だったが、翌13年、志願者が1万8684人も激増して3位。今年はさらに7462人増えて1位になった。この志願者増の背景にはいくつかの理由がある。
そのひとつは13年から始めたネット出願だ。従来の出願方法は、書類に必要な事項を書き込み大学に郵送する方式だ。今も多くの大学が実施している。それをネットで出願できるようにし、その上、ネット出願で1出願当たり、なんと3000円の割引を行った。これにより出願者の約7割がネット出願に替わり、13年は志願者が激増。今年から紙での出願を一切なくし、すべてネット出願に切り替え人気を集めたのだと思われる。