代ゼミが20校舎を閉鎖 背景には「現役志向」?
大手予備校「代々木ゼミナール」(本部・東京都渋谷区)は25日、来年度に全国27校のうち20校を閉鎖すると正式に発表した。
少子化や現役合格志向で浪人生の減少傾向が続いているのが原因とみられている。
発表によると、来年度に閉鎖するのは、仙台や横浜、京都、熊本 などの20校で、いずれも受講生の募集を停止する。全国模擬試験は2015年度から廃止し、大学入試センター試験の自己採点結果集計・分析「センターリ サーチ」も来年1月から中止する。国公立大の2次試験に出願する受講生には他の予備校のサービスを使って指導するという。センターリサーチは昨年度約42万人が参加。ほかの大手予備校も同様の分析を実施しており、複数の分析を利用する高校も多い。
一方、主要大学別や高校1、2年生向けの模試のほか、地方の塾や予備校に映像授業を配信する「代ゼミサテライン予備校」、高校、大学から受託した補習や出張講義などは来年度以降も継続するとのこと。
閉鎖される20校は次の通り。
仙台、高崎、大宮、柏、津田沼、池袋、立川、立川北口受験プラザ、町田、横浜、湘南キャンパス、浜松、京都、大阪、神戸、岡山、広島、小倉、熊本、横浜アトリエ