センター試験廃止?
松田公太さんのブログより引用。
【参照リンク】
・http://ameblo.jp/koutamatsuda/entry-11973789058.html
大学入試センター試験が1月17日、18日に実施されます。
年末年始を返上して、目標に向かい頑張っている受験生の皆さんも多いことと思います。
ラストスパート頑張って下さい!
この試験は1990年から始まりましたが、昨年末、廃止すべき(2020年度から新テストを導入)との答申が中央教育審議会(中教審)より出されています。
中教審の狙いは、これまでの知識偏重型から、新しい時代にふさわしい知識活用型(思考力や判断力を多面的に評価)への移行とのことで、単に大学入学者選抜方法の変更にとどまらず、高校・大学教育の抜本的な改革にあるようです。
私は国際社会で日本が交渉・主張していく為には自己・自国の意見を主張できる事が大切だと述べてきました。そのため、高校教育に関しては日本史を必修化し、特に近代史から履修するのがよいのではないかと提言してきました。
改革が必要なのは高校・大学だけに限りません。
経済を活性化する起業家を増やすためには、金融・ベンチャーに関する教育も不可欠です。これらは、できるだけ早い段階から行ってこそ効果が高いため、小学校高学年くらいから行うべきです。
また、国政選挙投票率が半数でしかないという現状では真の民主主義国家とは言えません。政治参加教育を充実させるために、国政選挙の際は各党の公約や政策集を読んで、みんなで議論し、最終的には自分で判断して投票するという模擬投票。これを中学・高校で行えば、政治に関する知識を得るとともに、自分の意見が一票という形で反映されるということを体験することができます。こういった教育は、受験とは関係がないでしょうが「新しい時代」のためには不可欠であると思います。
学校教育は社会人になるまでのトレーニングの場だと私は思っています。
様々なシミュレーションや練習試合を経験してこそ、よりよい選手となって試合に挑めるように、社会の現実に即したことを少しでも多く経験してもらうべきだと思っています。
中教審からは知識活用力や思考力を重視するとの方向性が打ち出されていますが、これらを大学入試で評価する場合には、どれだけ教科書を読んでパターンを覚えてきたかではなく、どれだけ自分で考え体験してきたかが問われるべきです。
高校生の勉強はどうしても受験が中心。また、大学生の勉強は自主性が大切。このような日本の現状からすると、2020年度からの新テストをどのようなものにするかは、教育改革の中核です。今後の方向性を注視しつつ、様々な提言をしていきたいと思います。
【参照リンク】
・http://ameblo.jp/koutamatsuda/entry-11973789058.html