【大学受験2015】上智大学がTEAP利用型入試を導入決定、外部テストで英語力を判定することに!

【大学受験2015】上智大学がTEAP利用型入試を導入決定、外部テストで英語力を判定することに!

 上智大学は5月9日、2015年度の一般入試からTEAP(アカデミック英語能力判定試験)利用型入試を導入すると発表しました。事前に受験したTEAPのスコアが基準を満たせば出願でき、試験日当日は英語以外の科目を受験する形になります。

 TEAP(ティープ)とは、「Test of English for Academic Purposes」の略語で、上智大学と日本英語検定協会が共同開発したテストです。「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能のカテゴリーで構成され、主に高校3年生を対象とした大学入試を想定して開発されており、大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力を測定するものです。難易度の目安は、英検準2級~準1級程度。

 同大によると、TEAPではこれまでの大学入試で多く見られた「知識を問う試験」とは違い、「論理的思考力」が問われるとのこと。TEAP利用型入試の最大の特徴は、英語の試験を行わないことで、TEAPを事前に受験し、各学科が設定している基準スコアを満たせば、出願することができます。

 TEAPの受験回数に制限はなく、年3回実施されている試験のいずれかで基準スコアを満たせば出願が可能です。TEAPのスコアは、出願に必要な条件となるものの、スコア自体合否とは関係がないようです。また、TEAP利用型入試の併願学科に制限はなく、従来の一般入試との併願もできるとのことです。